ETEC活用モデルとして組込み技術者の新人研修への適用と厚生労働省のキャリア助成金制度を活用したものをご紹介します。
キャリア形成促進助成金で新人研修を充実させる!
『組込み技術者エントリー研修講座』

新人社員を対象に、組込み技術開発を行う上で必要な基本スキルを体系的に取得する研修をご提案します。厚生労働大臣の認定を受けた「実習併用職業訓練(実践型人材養成システム)」に基づく研修カリキュラムに基づいた研修を実施しますので、研修費用についてはキャリア形成促進助成金制度の活用により、すべてが助成されます。
『新入社員教育として効果的な、組込み系の研修メニューはないか?』
『教育は十分に行ないたいが、期間中の人件費や外部研修費用の負担は厳しい・・・』
このようにお考えのお客様は、 ぜひ『組込み技術者エントリー研修講座』をご検討下さい! 助成金申請の支援や人材育成計画の作成支援を行い、お客様の新入社員教育の実施と運用をフォローアップいたします。
対象者と期間
● 研修対象 : 平成22年4月から入社される新入社員の方
● 研修期間 : 平成22年4月~6月の間で40日間(320時間) ※日程はお客様に合わせて自由に調整
到達レベル :上司の指導のもと業務を遂行できるレベル(ETSSレベル1)、ETECグレードBを目標
● 研修場所 :東京近郊および大阪近郊またはお客様研修室等
OFF-JTカリキュラム(例)
※OFF-JTは社外研修を利用する必要がります。
○プログラム基礎学習
•「コンピュータ基礎」数値と単位、機器の種類と特徴、計算方法、論理的な演算や回路に関する基本概念
•「プログラム開発基礎」開発の基本的知識、開発工程の基礎
•「C言語基礎」アルゴリズムと基本文法、ポインタ・構造体、ビット演算・シフト演算、自作関数の作成プロセス、
配列・文字列・変数、条件分岐
•「C言語プログラミング」入力/表示、構造体の利用、関数化手法、ファイルの取り扱い
○組込み開発基礎学習
•「組込みシステム基礎」組込みシステムの特徴、組込みシステムの開発方法、開発ツール(マイコン)利用方法
•「組込みプログラミング」アセンブリ言語、C言語を使ったマイコン内蔵IO利用方法、周辺IO利用方法
•「リアルタイムOS基礎」リアルタイムOS概要、リアルタイムOSの利用方法、システムコール、
リアルタイムOSの下でのドライバの作成方法
•「ソフトウェア設計手法」代表的な設計手法
○総合演習
•「プロジェクト型演習」
V字開発工程、開発プロセスの疑似実習
合計40日

OJTカリキュラム(例)
※OJTは社内で運用必要がります。
○ソフトウェア詳細設計
(指導項目例)デバイス情報の収集・適正判断/非機能要件を満足する詳細設計/モジュール構造化/OS仕様への対応/デバイス仕様への対応/モジュール処理内容の設計/データ構造詳細化/ユニット構成図/状態遷移による表現/CASEツールの使用/プログラムテスト方針策定/詳細設計書の記述作成/詳細設計書のレビュー/レビュー結果のまとめ/レビュー有効性のアセスメント
○ソフトウェアコード作成
(指導項目例)ソフトウェア開発環境の構築と使用/コーディング規約の適用/ソフトウェアコードの作成/コード静的解析ツールの使用/ソフトウェアコードのレビュー/構成管理ツールの使用
○プログラムテスト
(指導項目例)ソフトウェアコードのレビュー/ホワイトボックステスト/ブラックボックステスト/テスト環境の構築と使用/テスト項目の抽出と妥当性の確認/テストデータの作成/テストツール・デバッグツールの選定・構築・使用/テスト実施/不具合情報の収集/不具合の特定/コード修正/テスト結果報告書の作成
合計80日

「実践型人材養成システム」は、事業主が場の中核となる人材を育成するための訓練システムで、企業が主体となり、事業主の方が、新たに雇用する方を対象として、企業内における実習(OJT)と教育訓練機関等における座学(Off-JT)を組み合わせた訓練を計画した場合に、厚生労働大臣が実施計画を認定する制度です。
1.自社の人材ニーズに合致した人材の育成・確保が可能となります。
2.求人募集広告に「認定実践型人材養成システム」と表示することができます。これにより、人材育成に積極的な企業であることのPRが可能となります。
3.キャリア形成促進助成制度を活用することにより訓練にかかる負担を軽減できます。
対象事業所
●研修目的雇用保険適用事業所(の事業主)であること
●職業能力開発推進者を選任し、選任届を提出していること
●事業所内・年間職業能力開発訓練計画を作成し、労働者に周知していること
●労働保険を過去2年間を超えて滞納していないこと
●過去3年間に助成金について不正受給していないこと
対象者
●対象者は新たに雇い入れた雇用保険の被保険者又は被保険者になろうとする者で15歳以上40歳未満の者であること
認定対象となる訓練規格
●企業内における実習(OJT)と教育訓練機関で行われる座学等(Off-JT)を効果的に組み合わせて訓練を実施
●実施期間 6ヶ月以上2年以下
●総訓練時間が、1年あたりの時間数に換算して850時間以上かつ実習(OJT)の実施時間が総訓練時間の2割以上8割以下
訓練期間が6カ月(425時間以上)の場合は、OJTを105時間以上実施することが要件となります。
●訓練の修了時に客観的かつ公正な方法で職業能力を評価すること
モデルカリキュラムによる訓練に基づく受給例
訓練期間:6カ月(Off-JT:320時間+OJT:450時間)
Off-JT:8時間/1日×40日
OJT:6時間/1日×75日
概算助成額
           中小企業 大企業
Off-JTの受講料     30万円 30万円
Off-JT期間中の賃金助成 31万円 31万円
OJT期間中の賃金助成 43万円 43万円
OJT期間中の講師助成 36万円 27万円
合計        140万円 131万円
ETECと助成金活用の詳細やご説明、来期新人研修の適用確認については以下アドレスにて。
お問合せ頂ければ詳しい資料をお送りいたします。
info@certpro.jp
※助成金申請&サポート虎の巻を用意しています。
JASA会員についてはJASA研修をご利用ください。

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ETECの活用事例:組込み新人研修の測定とキャリア助成金制度の利用

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